諏訪湖から望む夕刻の赤富士
全面氷結した諏訪湖畔から眺める冠雪した冬の富士山は夕方にもなるとオレンジ色に染まって美しいものです。
諏訪湖というと諏訪盆地の中心にあり、周囲が山に囲まれているので富士山が望めないと思われがちですが、
富士山から諏訪湖までの直線距離上の大半は甲府市に続く甲州街道でほぼ平地なので遮る山がありません。
但し、この直線上から少しでもズレると当然ながら全くというほど見えなくなってしまいます。
因みに富士山から諏訪湖までの距離は実に100キロに及びますがさらに背後には富士山眺望で有名な高ボッチ山、
さらに松本盆地を挟んで北アルプスの餓鬼岳、さらにさらに奥には富山県の立山連峰まで一直線上にあるので、
空気の澄んでいる冬の時期に天気が良いと、約180キロ一直線上に全てが見えることになります。
この日は諏訪湖が全面氷結して御神渡りも発生しかけたのですが、結局そこまで気温も下がらずに終わりました。